2007年02月06日
●過労自殺に対し不当判決
●過労自殺に対し不当判決
携帯電話会社「ジェイフォン(当時)」(注)の小出堯さん(当時56歳)が2002年に自殺したのは、うつ病であったにもかかわらず強制配転するなどの安全配慮義務違反があったとして、遺族が会社を相手取って約1億650万円の損害賠償を求めた裁判で名古屋地裁(永野圧彦裁判長)は1月24日、原告の訴えを棄却する判決を下した。
不当な判決に、遺族側の支援者で埋まった大法廷は静まり、ため息とともに「納得できない」との怒号も飛んだ。
堯さんは1994年、音響機器メーカー「ケンウッド」から「東海デジタルホン」(ボーダフォンの前身会社のひとつ)に出向したが、開局までの時間的余裕もなく連日深夜まで長時間労働に従事し、出向の翌年にうつ病を発症した。さらに02年には、片道2時間もかかる保守センターに強制配転された。経験のない仕事をひとりで任されることになり、堯さんは何度も上司に配転の不安を訴えたが、聞き入れられなかった。その後、自殺未遂するなどうつ病が増悪した。自殺したのは配転から7日目のことだった。(本誌06年6月2日号参照)
判決は、配転命令が大きなストレスとなったとして自殺との因果関係を認めたが、会社は堯さんの自殺を予見できなかったとした。これは、会社側が「うつであることを知らなかった」と押し通せば、安全配慮義務などの責任が問われないことを意味し、不当な判決といえる。妻の典子さんは「控訴してがんばりたい」と決意を語った。
訴訟が継承されている現在の被告「ソフトバンクモバイル」では「当社の主張が認められ妥当な判決と認識している」(広報)としている。
(注)ジェイフォンが英国ボーダフォン傘下に入ったのは01年。社名をボーダフォンに変更したのは03年である。現在はソフトバンクモバイル。
週刊金曜日 2/2金曜アンテナ(平舘英明・ジャーナリスト)
携帯電話会社「ジェイフォン(当時)」(注)の小出堯さん(当時56歳)が2002年に自殺したのは、うつ病であったにもかかわらず強制配転するなどの安全配慮義務違反があったとして、遺族が会社を相手取って約1億650万円の損害賠償を求めた裁判で名古屋地裁(永野圧彦裁判長)は1月24日、原告の訴えを棄却する判決を下した。
不当な判決に、遺族側の支援者で埋まった大法廷は静まり、ため息とともに「納得できない」との怒号も飛んだ。
堯さんは1994年、音響機器メーカー「ケンウッド」から「東海デジタルホン」(ボーダフォンの前身会社のひとつ)に出向したが、開局までの時間的余裕もなく連日深夜まで長時間労働に従事し、出向の翌年にうつ病を発症した。さらに02年には、片道2時間もかかる保守センターに強制配転された。経験のない仕事をひとりで任されることになり、堯さんは何度も上司に配転の不安を訴えたが、聞き入れられなかった。その後、自殺未遂するなどうつ病が増悪した。自殺したのは配転から7日目のことだった。(本誌06年6月2日号参照)
判決は、配転命令が大きなストレスとなったとして自殺との因果関係を認めたが、会社は堯さんの自殺を予見できなかったとした。これは、会社側が「うつであることを知らなかった」と押し通せば、安全配慮義務などの責任が問われないことを意味し、不当な判決といえる。妻の典子さんは「控訴してがんばりたい」と決意を語った。
訴訟が継承されている現在の被告「ソフトバンクモバイル」では「当社の主張が認められ妥当な判決と認識している」(広報)としている。
(注)ジェイフォンが英国ボーダフォン傘下に入ったのは01年。社名をボーダフォンに変更したのは03年である。現在はソフトバンクモバイル。
週刊金曜日 2/2金曜アンテナ(平舘英明・ジャーナリスト)
この記事へのトラックバックURL
http://unionaiful.gifulog.com/t8193
この記事へのトラックバック
自殺を口にする人は、本当は自殺しないって言いますね。世界保健機関(WHO)の研究などによると、自殺者の多くが直前まで迷い、事前に周囲に自殺の意思を打ち明けたり、ほのめかし...
自殺 自殺 予防 メンタル ヘルス で 命 を大切に ☆ 自殺 予防 いじめ 自殺 自殺 対策【ケンコウ 生活 で 悩み 解決 ☆ ケンコウ 生活 で 健康家族】at 2007年08月04日 21:42
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません


